たきざわ法律事務所

株式会社Draws 管理事業部部長 額賀雅哉様

御社の企業概要を教えてください

額賀
管理事業部部長

当社は杉並・世田谷エリアを中心とし、不動産仲介業、不動産複合管理事業、リフォーム事業を中心とした地域密着型の不動産業を営む今期で3期目、従業員は6名で運営している比較的若い会社です。管理物件は300件から500件程度で、すべて自社の元付で行っており、媒介数・リスト数だけであれば3,000~4,000件の保有があります。特に不動産賃貸、管理や売買において、地元のオーナー様と密接に関係性を構築することを心掛けており、オーナー様、物件をお探しのお客様が賃貸・売買・管理問わず不動産に関わる様々なことでお悩みになった時に、まずはDrawsに相談してみよう、そして、相談してよかったと思っていただけるような企業を目指していきたいと思っています。

弁護士に相談しようと思った理由、キッカケを教えてください

額賀
管理事業部部長

不動産業は多くのトラブルがつきものの業種です。たとえば、入居者とのトラブルがあり得ますし、それまでは自分たちでインターネットから対応方法や知識を拾って対応していたのですが、場合によってはスムーズにいかないことも多く、法的なトラブルに発展する可能性も想定できたため、開業と同時に瀧澤先生に依頼をさせていただきました。もともとインターネットなどで探したという訳ではなく共通の知り合いの紹介で瀧澤先生にお会いさせていただき、実際にお会いしたところ相談し易い実感を得ました。瀧澤先生も私たちの年代も30代と近く、相談するうえでの敷居も感じることがなかったことが大きく、顧問契約をお願いさせていただきました。

普段、どれほどの頻度でどのような相談を行っているか教えてください

額賀
管理事業部部長

普段は、不動産関連の契約書のチェックを中心に、不動産業特有のトラブルに関する相談をさせていただいています。不動産業の場合、家賃の滞納や住民による騒音トラブルに対する対応、あるいは明け渡し、不動産の売却、権利関係の調整など多岐に及びます。
相談方法は内容によりますが、メールと電話に加えて、弁護士の先生との相談では珍しいかもしれませんが、lineでの相談も乗っていただいています。lineは私を含めた経営陣と瀧澤弁先生の4名が入っており、案件の共有などもそこで行い全員で進捗の可視化をしています。lineは事務所としての公式な相談ツールというものではないかもしれませんが、話をさせていただくなかで自然とコミュニケーションが取り易いlineを入れてみようか、という話になったことを覚えています。lineだと枕詞が不要になるため、相談に対する敷居も下がり、私たちからすると相談し易い環境が整っていると感じています。
また、そのようなチャットツールだけではなく、瀧澤先生はオーナー様のご依頼によっては弊社担当者と一緒に実際に現地やオーナー様のご自宅に足を運ばれることもあります。そのようにオンライン上でもオフライン上でもいつでも迅速に対応してくださるのは非常にありがたいと感じています。
また、不動産関連の法律相談に加えて、従業員の日常的なプライベートのトラブルや相談もさせていただくときがありますし、従業員の知り合いの方のトラブルの相談に乗っていただいたこともありました。

瀧澤弁護士と顧問契約を結んで良かったと思うエピソードを教えてください

額賀
管理事業部部長

さまざまありますが、自分たちで解決できないトラブルを解決してもらえたことが顧問契約を結んで良かったと感じています。特に不動産業においては、権利関係が揉めることもあるのですが、実際にそのような案件についても瀧澤先生に相談と対応をしていただき、オーナー様にも高い満足度をいただき解決に至ったことがあります。
また、騒音でうるさいという賃借人がいらっしゃったのですが、その方は外国人の方で、瀧澤先生には英語で交渉していただいた結果、騒音もなくなりました。ここまで具体的に対応していただけたのは非常にありがたく頼もしく感じました。
また、退去の立ち合いも一緒に取り組んでいただいたことがありますし、本当にさまざまあると感じています。

瀧澤
弁護士

オーナー様が相続された不動産の売却案件があったのですが、権利関係が複雑で通常であれば買い手がつかないような物件でした。そのため、不動産の権利関係を整理、調整した上で、どういった状態であればいくらで買い手がつきそうかどうか、Draws様と共同して進めたことがありました。依頼者の相手方(共同相続人)が依頼者の話を聞いてくれないこともあり、代理人として入り協議を重ねて解決に至ったことがあります。
また、とある物件で家賃滞納が何十年もある案件がありました。かつて複数の不動産会社が当該物件を購入した上で再開発しようと、賃借人と退去交渉をしたものの、退去に至らなかったという案件で、当職が代理人として関与し、退去を実現することができました。賃借人が生活保護を受けておられ、未納分の家賃の回収はできなかったのですが、早期の明け渡しには成功することができました。
管理会社においては、賃借人とオーナー様の間に立たされて処理することがあります。賃借人に対する交渉は厳密に言えば弁護士法との兼ね合いがあり、管理会社だけでどこまで対応できるかどうかという問題あります。特に管理物件が多いと細々な調整等も含めて対応が複雑化するため、管理会社のみで対応することが難しい場合も多いため、弁護士が間に入ることが法的にもコンプライアンス的にも好ましいと思っています。

御社にとって瀧澤弁護士はどのような存在か教えてください

額賀
管理事業部部長

なくてはならない存在だと思っています。悩み事があるといったん立ち止まらないといけない場合が多いのですが、相談させていただくことで前に進むことが多いと実感しています。当社は少人数で運営していますが、法的な側面は分からないことも多く、瀧澤先生の存在があるからこそ前進することができると思っています。

瀧澤
弁護士

不動産の権利調整などの案件は、弁護士と不動産会社で共同して動かさないといけないことも多く、その中で、弁護士と会社では本音ベースで取り組めるような必要があると感じています。

御社にとって瀧澤弁護士はどのような存在か教えてください

額賀
管理事業部部長

企業経営をするうえでさまざまな判断を迫られることがありますが、顧問弁護士の存在で対応できる選択の幅が広がると思っていますし、壁にぶつかっても解消し易いと思います。会社の判断だと情報が偏る可能性がありますが、法的な判断は顧問弁護士に仰ぐことができ、判断もスピーディーにできるため、企業経営のスピードを鈍化させないためにも、弁護士との顧問契約は結んだ方が良いと思います。