たきざわ法律事務所

株式会社積木製作 代表取締役社長 城戸太郎様

御社の企業概要を教えてください

城戸
代表取締役社長

当社は2003年9月に創業し、建築CGパースの制作やCGアニメーションの制作をはじめ、XR(VR・AR・MRをミックスしたもの)の開発を中心に、空間デザイン・企画、景観シミュレーション制作や建築設計、施工管理、空撮・スチール撮影など主に建設業をはじめとした企業の支援を行っています。
創業時は建築のCGパースから始まりましたが、現在はVRの開発にも傾注しており、VRを活用した工事現場の現場体験、労災に関する危機管理の対策、体験を通じた現場研修、教育コンテンツを制作しています。
例えば、牛丼の松屋さんで働いている外国人の接客業務、注文の通し方、半券の切り方など、教育を場所問わずに対応できる教材を提供しています。具体的には、お椀の持ち方からフライパンの使い方もVRを通じて学んでいただき、習熟度をスコア化できる教材を開発し提供させていただいています。
一般家庭でVR技術はあまり使われることはありませんが、各種産業の現場や工場ではVRを使うことで場所を問わずに研修することができるため、様々なコンテンツが求められ普及してきているようです。ゲーム的なコンテンツはゲーム会社に任せることができますが、工場を再現することや、実際に利用する機材などリアリティのある絵作りができ、臨場感を出すことができるという点では当社のサービスが求められているのではないかと思います。VRと建設業、飲食業など危機管理対策ができる場面で親和性が生まれますので、うまく業界と商材をマッチングすることができ、現在は業界No1のコンテンツサービスを提供できているかと感じています。

下川
執行役員

松屋さんに提供させていただいている商材につきましては、現在は20店舗で導入をいただいていますが、今後は全国展開をしていただける予定となっております。弊社のサービスは、受注生産をさせていただいているため、「業務効率を上げたい」、「外国人労働者の教育を強化したい」、「安全教育を行い、労災事故を減らしたい」など、クライアントのご要望やニーズに合わせて生産と提供をさせていただいています。
もとは、設備系大手の担当者様から安全教育でVRを活用できないかという要望をいただきました。そのことが現在のサービス設計の契機となり、現在では、東芝やANA、デンソーさまなど各業界の大手企業様にも弊社のサービスを活用いただいております。

弁護士に相談しようと思った理由、キッカケを教えてください

城戸
代表取締役社長

2014年に異業種交流会で瀧澤先生と知り合いました。当時は、VRを制作できる技術はあるものの、その機能や費用対効果を感じてもらえないケースがあり、営業を積極的に行わないとVRの仕事が取れない状況でした。
異業種交流会では、VRの仕事をいただくための営業活動の一環で参加させていただいたのですが、そこで瀧澤先生と出会ったことが、弁護士に相談と依頼をするキッカケとなりました。
その際、瀧澤先生と名刺交換をさせていただき、当社の事業活動についてもお話しをさせていただき、契約書をはじめとした弁護士の先生方に相談をさせていただきたいことを共有させていただいたところ、 当社の事業内容に興味をもってくれたのか「弁護士費用は要らないのでサポートしたい」という言葉を頂戴しました。当時はスタートアップに近い状況であり、費用をコンパクトにしていただいたことは非常にありがたかったと感じています。通常の弁護士であれば高額になりがちなところを抑えて提案してくださることも多く、成長していく過程の当社としては非常にありがたい提案だったと思います。
なお、当時の瀧澤先生は前の事務所に所属をされていましたが、継続的にスポットでの相談をさせていただいていました。独立するときもアナウンスしていただき、独立と同時に顧問契約を締結させていただきました。顧問弁護士として就いていただく傍ら、定期的に飲みの席にご一緒させていただくなど、友人としての付き合いもありました。
当社は、それまで他の弁護士と顧問契約を結んでいたのですが、私のプライベートな相談もさせていただきたいことがありました。これまでの顧問弁護士にはなかなか相談しづらいこともあったところ、瀧澤先生に相談を聞いていただいたこともあり、顧問弁護士を切り替えた経緯があります。

普段、どれほどの頻度でどのような相談を行っているか教えてください

城戸
代表取締役社長

顧問契約は瀧澤先生が独立されたタイミングになりますので、2年ほど前になります。主に、秘密保持契約や特許、著作権等の知的財産権に関わる相談を依頼することがあり、頻度としては月に2,3件の相談で少ないときで1件前後という状況です。
相談方法はメールでの連絡が多く、契約関連、債権回収の相談もさせていただいています。債権回収については、請求額が多額ではないため、訴訟するまではいかないものの、回収はしたい、という案件について、顧問契約の範囲で交渉していただくこともあります。
債権回収に関して、「この程度であれば支払えるだろう」という金額についても、最初から支払う意思がないような人もいます。仕事の特性上、そのような方とお付き合いすることも致し方ない場合があります。そのような取引先の支払いが焦げつくときがあり、そのような少額債権回収の相談を行うこともあります。

弁護士と顧問契約を結んで良かったと思うエピソードを教えてください

城戸
代表取締役社長

半年に一回は瀧澤先生と深酒をすることがあり、朝まで飲むこともありますが、意思疎通を行ううえでのコミュニケーションを図る機会としてありがたく思っています。
弁護士の先生はもともと固いイメージがありましたが、このように一緒に飲めるということをあまり考えたことがなく、今年、私は46歳になりますが、瀧澤先生とは年齢が近く相談もし易いと考えています。
ちょっとしたことでも相談したいときに、敷居を感じてしまうと相談し辛いものですが、そのような関係性を深く築くことができる機会を作ってくださるため、相談する側としても助かっています。

御社にとって瀧澤弁護士はどのような存在か教えてください

城戸
代表取締役社長

一声で言えば「頼れる縁の下の力持ち」と言えますし、言い換えれば「打てば響く弁護士」とも言えますし、それ以外の言葉は思い当たらないというのが本音です。

下川
執行役員

私たちからするとITに詳しく、法務以外、たとえば従業員個人のトラブルの相談も引き受けてくださる場面などがあり、一般社員からも相談でき、私ども経営陣だけでなく、従業員全員が信頼できる存在だと感じています。瀧澤先生は若くフットワークも軽く、メールのレスポンスも早いこともあり、社内での評判も非常に高いです。

顧問契約を検討している経営者にメッセージをお願いします

城戸
代表取締役社長

自分の会社のサイズに合った弁護士を採用して長くお付き合いすることが重要だと感じています。税理士との顧問契約は長いのですが、年を重ねていくとすれ違いが多くなってくることがあります。会社の規模が大きくなると、対応とスピード間にズレが生じてくる印象があります。一方、瀧澤先生はまだご年齢的にお若いですが、当社も成長軌道であるため、一緒に成長していくイメージで顧問契約を結ばせていただいており、顧問契約を検討されている経営者の方もそのような意識を持つのが良いのではないかと思います。また、瀧澤先生は、特許訴訟になった場合には、 自分一人では対応できないため、適任の弁護士と共同して対応するというなど、不測の場合の対応についても正直に言ってくださるため、会社のことを親身になって対応していただけることはとてもありがたいです。

瀧澤
弁護士

私は著作権、商標は訴訟含め対応できますが、御社は特許を扱っており、特許は知的財産権の中でも特異です。特許訴訟においては私一人では決して対応できませんので、適任の弁護士と共同でやるか、適任の紹介することなどがクライアントにとって最善だと思って対応しています。
以前に所属していたシティユーワ法律事務所は特許訴訟に強い事務所でもあるので、同事務所と提携する等、クライアントにとって最善の方法を採ることを心掛けています。