アマゾン（Amazon）で商品を出品していると、商品や出品者に低評価レビューがつくことがあります。

 

低評価レビューが多いと、せっかくページを訪れてくれたユーザーが購入を見送るかもしれません。また、アマゾン内での表示順位が下がったり、カートボックス（購入ページに表示される推奨商品枠）の獲得率が低くなったりするおそれもあります。

 

では、アマゾンの低評価レビューは削除できるのでしょうか？また、アマゾンに請求をしてもレビューが削除されない場合、どのように対処すればよいのでしょうか？今回は、アマゾンのレビュー削除について弁護士がくわしく解説します。

 

なお、たきざわ法律事務所はインターネット上における誹謗中傷トラブルの解決に強みを有しており、アマゾンのレビュー削除についても多くの対応実績があります。アマゾンのレビュー削除でお困りの際には、たきざわ法律事務所へご相談ください。

 

 

 

 

 

アマゾンのレビューには2種類ある

 

アマゾンのレビューは、2種類あります。はじめに、レビューの種類について解説します。

 

商品レビュー

 

商品レビューとは、アマゾンで販売している個々の商品に対するレビューです。X社が商品Aを販売している場合において、この商品Aについてのレビューがこれに該当します。

 

商品レビューはユーザーがアマゾンで商品を検索した際に検索結果に該当する商品一覧とともに表示されるほか、個々の商品ページでも表示されます。商品のレビューが低い場合、ユーザーがその商品の購入を見送る可能性が高くなります。

 

出品者レビュー

 

出品者レビューは、アマゾンセラーである出品者に対するレビューです。X社が商品Aを販売している場合において、Xについてのレビューがこれに該当します。

 

出品者レビューは出品者ページに表示されるほか、同じ商品が複数出品者から出品されている場合において出品者ごとの価格を一覧で比較する画面でも表示されます。

 

出品者レビューが低い場合、ユーザーは他の出品者から商品を購入する可能性が高くなります。また、出品者の一覧を表示する画面において表示順位が下がる可能性も生じます。

 

 

 

アマゾンのレビューは削除できる？

 

アマゾンのレビューは、削除できるのでしょうか？ここでは、アマゾンのレビューの削除の可否について解説します。

 

原則として削除できない

 

アマゾンのレビューを削除できるのは、原則としてレビューの投稿者だけです。商品の出品者であっても、自社や自社の出品した商品についてのレビューを自由に削除することはできません。

 

例外的に削除できる場合がある

 

アマゾンはレビュー投稿について、コミュニティ ガイドラインを設けています。このガイドラインに反するレビューである場合、アマゾンに「通報」することで削除できる可能性があります。

 

違反レビューをアマゾンに「通報」する方法には、主に次の2つがあります。

 

• （商品レビューの場合）各レビューに表示される「レポート」から違反と考える理由を選択し、送信する
• （商品レビュー・出品者レビューとも）アマゾンに直接問い合わせる
  1. 「カスタマーサービス」から「カスタマーサービスに連絡する」を選択する
  2. 「その他のお問い合わせ」から「その他」を選択し、「Amazonコミュニティ」を選択する
  3. 「カスタマーレビュー」から「ガイドラインの違反」を選び、「カスタマーサービスへの連絡」から「Eメールで連絡」を選択する

 

Eメールでアマゾンに違反を伝える際は、どのレビューがガイドラインのどの項目に違反しているのか明確に伝えましょう。

 

自身での「通報」に不安がある場合には、たきざわ法律事務所へご相談ください。たきざわ法律事務所はアマゾンの違反レビュー削除に力を入れており、豊富な対応実績があります。

 

 

 

アマゾンのレビューが削除できるケース

 

アマゾンに「通報」をすることで削除できるレビューには、どのようなものがあるのでしょうか？コミュニティガイドラインに違反する主な例を紹介します。

 

レビューにこのような内容が含まれている場合、アマゾンに報告することでレビューが削除される可能性が高くなります。

 

判断に迷う場合には、たきざわ法律事務所までご相談ください。たきざわ法律事務所ではアマゾンレビューの削除について豊富な実績を有しており、ご依頼いただいた場合には弁護士から直接アマゾンへ連絡することも可能です。

 

 

 

 

アマゾンのレビューが削除できない場合の対処法

 

アマゾンの低評価レビューが削除できない場合、どのように対処すればよいのでしょうか？ここでは、主な対処法を4つ解説します。

 

弁護士へ相談する

 

アマゾンのレビューが削除できずにお困りの際には、弁護士へご相談ください。弁護士へ相談することで、次で解説する仮処分が認められそうか否かの見通しが立てられ、自社がとるべき対応が明確となるためです。

 

また、レビューの内容が悪質である場合には損害賠償請求などの法的措置も視野に入りますが、法的措置がとれる可能性についても検討できます。

 

たきざわ法律事務所はインターネット上での誹謗中傷対応に力を入れており、アマゾンレビューの削除についても豊富な対応実績があります。お困りの際は、たきざわ法律事務所へご相談ください。

 

裁判所に削除の仮処分を申し立てる

 

アマゾンに直接削除を申し入れてもレビューの削除がされない場合、裁判所に削除の仮処分を申し立てることを検討します。仮処分とは、正式な裁判を経ることなく、簡易的な手続きで正式な裁判を経たのと同等の効果（つまり、レビューの削除）が得られるものです。

 

ただし、削除の仮処分が認められるためには該当のレビューが権利侵害にあたるものである必要があり、単に「都合が悪いから」や「不快だから」などの理由で認められるものではありません。そのため、削除の仮処分をご検討の際はあらかじめ弁護士へ相談し、削除が認められそうか否かの見通しを立てることをおすすめします。

 

低評価レビューに返信する

 

アマゾンの商品レビューへの返信機能はない一方で、出品者レビューには返信できます。そのため、問題となっているレビューが出品者レビューであれば、これに返信することが検討できます。

 

レビューの内容が勘違いによるものであれば、返信で勘違いだと気づいた投稿者が自らレビューを削除する可能性があるためです。また、低評価であっても出品者が丁寧に返信をして事情を説明したり謝罪をしたり、改善の提案をしたりしている場合、これを見たユーザーによい印象を与えられる可能性もあるでしょう。

 

ただし、言い訳と捉えられるような内容やいわゆる「逆ギレ」などは避けるべきです。このような返信をしてしまうと、ユーザーにとって悪印象となりかねないためです。

 

高評価レビューを増やす

 

アマゾンレビューが削除できない場合、高評価レビューを増やすことで低評価レビューを目立たなくすることが検討できます。購入者に積極的にレビューを依頼したり問題点を改善したりすることで、高評価レビューの増加を目指すとよいでしょう。

 

ただし、アマゾンでは報酬（現金や割引、無料商品、ギフトカード、返金など）と引き換えにレビューを投稿させる行為は禁じられています。高評価レビューを増やそうとするあまり、ガイドラインに抵触する行為をしないようご注意ください。

 

 

 

アマゾンのレビュー削除にまつわる注意点

 

アマゾンのレビュー削除にあたっては、どのような点に注意する必要があるのでしょうか？ここでは、主な注意点を2つ解説します。

 

投稿から90日以上が経つと削除依頼ができなくなる

 

1つ目の注意点は、投稿から90日以上が経過すると削除依頼ができなくなることです。そのため、ガイドライン違反に該当するレビューを見つけたら、できるだけ早期に対応するべきでしょう。

 

法的措置を検討している場合には削除は慎重に行う

 

2つ目の注意点は、法的措置を検討している場合、削除請求を慎重に行うことです。

 

レビューが権利侵害にあたる内容である場合、これについて損害賠償請求などの法的措置が検討できます。しかし、アマゾンレビューは匿名でなされることも多く、投稿者が特定できないことも少なくありません。

 

その際は、第一段階として発信者情報開示請求を行い、投稿者を特定したうえで、第二段階として損害賠償請求をすることとなります。この発信者情報開示請求は原則として裁判手続によって行うものであり、開示が認められるには権利侵害の証拠が必要です。

 

そのため、投稿者に対する法的措置を検討している場合には、削除請求をする前に権利侵害の証拠となるレビューについて十分に証拠を残しておかなければなりません。証拠であるレビューが消えてしまってから証拠の保存が不十分であったと嘆く事態を避けるため、法的措置を検討している際は、削除請求をする前に弁護士へ相談することをおすすめします。

 

 

 

アマゾンレビューの削除でお困りの際はたきざわ法律事務所へご相談ください

 

アマゾンレビューの削除でお困りの際は、たきざわ法律事務所へご相談ください。最後に、たきざわ法律事務所の主な特長を4つ紹介します。

 

インターネット上での誹謗中傷トラブルに強い

 

たきざわ法律事務所は、インターネット上での誹謗中傷トラブルの解決に力を入れています。アマゾンレビューの削除についても豊富な実績があるため、安心して対応をお任せいただけます。

 

フットワークが軽い

 

たきざわ事務所の弁護士は比較的年齢が若く、フットワークの軽さを自負しています。「夜しか相談できない」「すぐに相談したい」などのご要望にも可能な限りお応えするため、ご希望がある際は相談のお申込み時にお伝えください。

 

状況に応じて最適な解決策を提案する

 

たきざわ法律事務所は型に当てはめて解決をはかるのではなく、状況に応じた最適な解決策を提案します。そのため、ご依頼者様から「相談してよかった」「依頼してよかった」との声が多く寄せられています。

 

どなたにも分かりやすくアドバイスをする

 

弁護士へ相談しても難しい言葉を並べられよく理解できないようでは、不安が残ってしまうことでしょう。たきざわ法律事務所では、できるだけ難しい言葉を使わずにアドバイスをしているため、「今、何をすべきか」「今、何を決めるべきか」が明確となります。

 

 

まとめ

 

アマゾンレビューの削除の可否や削除ができるケース、アマゾンに連絡をしてもレビューが削除されない場合の対処法などを解説しました。

 

アマゾンのレビューは、原則として投稿者以外は削除できません。ただし、アマゾンの「コミュニティガイドライン」に違反する内容である場合には、アマゾンに「通報」することで削除してもらうことが可能です。

 

また、アマゾンに連絡をしても削除がされない場合には、裁判所への仮処分申立てなどが検討できます。悪質なレビューについては、削除と併せて、損害賠償請求などの法的措置も検討するとよいでしょう。

 

とはいえ、仮処分申立てによる削除の可否や法的措置の可否を自身で判断することは容易ではありません。そのため、悪質なレビューに気付いたら早期に弁護士へ相談することをおすすめします。弁護士へ相談することでこれらの可否について見通しが立てやすくなり、その後の具体的な対応を検討しやすくなります。

 

たきざわ法律事務所はインターネット上での誹謗中傷・嫌がらせなどのトラブル対応に強みを有しており、アマゾンレビューの削除についても多くの実績を有しています。アマゾンレビューの削除についてお困りの際には、たきざわ法律事務所までお気軽にご相談ください。

 

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