Amazonレビューは誰が書いたかわかる?投稿者を特定する「発信者情報開示請求」も解説
Amazonレビューに、不愉快な内容が書き込まれることもあります。
では、Amazonレビューは、誰が書いたかわかるのでしょうか?また、投稿者を特定できる「発信者情報開示請求」とは、どのような手続きなのでしょうか?
今回は、Amazonレビューが誰が書いたかわかるか否かや、例外的にAmazonレビューの投稿者がわかるケース、Amazonレビューを誰が書いたか特定する「発信者情報開示請求」の概要などについて弁護士がくわしく解説します。
なお、当事務所(たきざわ法律事務所)はインターネット上での誹謗中傷トラブルへの対応に力を入れており、Amazonレビューの投稿者の特定や投稿者への法的措置についても豊富なサポート実績を有しています。Amazonレビューでの誹謗中傷でお困りの際は、たきざわ法律事務所までお気軽にご相談ください。

目次
Amazonレビューは誰が書いたかわかる?
Amazonレビューには、商品に対する評価である「商品レビュー」と、出品者を評価する「出品者レビュー(ストアレビュー)」の2つがあります。
前提として、第三者からはいずれも誰が書いたのかわかりません。ここには、本名やメールアドレスなど本人を特定できる情報は掲載されないためです。
一方で、商品の出品者が見る場合、「出品者レビュー」は誰が書いたのか特定できます。セラーセントラルから出品者レビューを見ると、投稿者の注文IDが表示されるためです。
ただし、出品者であっても「商品レビュー」は誰が書いたか分かりません。商品レビューは販売情報と紐づかないうえ、Amazonでの購入者以外も投稿できるためです。

例外的にAmazonレビューを誰が書いたかわかるケース
例外的に、Amazonレビューを誰が書いたのかわかる場合もあります。ここでは、Amazonレビューを誰が書いたのかわかる主なケースを紹介します。
- 本名でレビューが投稿された場合
- 販売数が多くない商品について「Amazonで購入」レビューが投稿された場合
- 出品者レビューの内容と商品レビューの内容が酷似している場合
- 発信者情報開示請求が認められた場合
本名でレビューが投稿された場合
1つ目は、本名でレビューが投稿された場合です。
Amazonレビューの表示名は、投稿者が自分で設定できます。そのため、多くのレビューはハンドルネームで投稿されていることでしょう。
しかし、投稿者が設定を理解していなかったり特に気にしていなかったり、意図的な理由があったりして、本名でレビューが投稿されることもあります。その場合には、レビューを誰が書いたのかわかります。
ただし、一見本名のように見える場合であっても、架空の名前(実在の人物風のハンドルネーム)である可能性も否定できません。そのため、出品者としてレビューの投稿者を特定したいのであれば、自社が有する購入者の情報や購入の時期などと照らし合わせるなどして、確認する必要があるでしょう。
販売数が多くない商品について「Amazonで購入」レビューが投稿された場合
2つ目は、Amazon上での販売数が多くない商品について、「Amazonで購入」と表示された商品レビューが投稿された場合です。
先ほど解説したように、商品レビューは、出品者側でも誰が投稿したのかわかりません。仮にAmazon上では自社しか取り扱っていない商品であったとしても、商品レビューは誰でも投稿できるため、量販店などの実店舗で購入した人がレビューを投稿している可能性もあるためです。
ただし、Amazonで購入した人が投稿した商品レビューには、「Amazonで購入」と自動的に表示されます。そのため、それがAmazon上で自社しか取り扱っていない商品であり販売数も少ない場合には、レビューが投稿された時期などから誰が書いたのか出品者がある程度推測できる可能性があります。
出品者レビューの内容と商品レビューの内容が酷似している場合
3つ目は、出品者レビューと商品レビューの内容が酷似している場合です。
先ほど解説したように、出品者はセラーセントラルから確認することで、出品者レビューを誰が投稿したのか分かります。一方で、商品レビューは、原則として誰が書いたかわかりません。
しかし、出品者レビューと似た内容が商品レビューにも投稿された場合、同一人物が投稿した可能性が高いとして、出品者側で商品レビューの投稿者を推測できる可能性があります。
発信者情報開示請求が認められた場合
4つ目は、発信者情報開示請求が認められた場合です。
発信者情報開示請求とは、裁判所を介して、Amazonなどのコンテンツプロバイダや相手が接続に使ったアクセスプロバイダ(NTTやSoftbankなど)から投稿者の情報開示を受ける手続きです。レビューを誰が書いたのか一見してわからない場合であっても、発信者情報開示請求が認められれば投稿者を特定できる可能性があります。
Amazonレビューを誰が書いたか特定する「発信者情報開示請求」とは?
発信者情報開示請求について、概要と条件を解説します。
なお、発信者情報開示請求を成功させるには、法令や裁判手続きなどに関する正しい理解が必要です。そのため、無理に自分で行わず、弁護士のサポートを受けるとよいでしょう。
Amazonレビューについて発信者情報開示請求をご希望の際は、たきざわ法律事務所までお気軽にご相談ください。当事務所はAmazonレビューに関するトラブルについて豊富な解決実績を有しており、安心してご相談いただけます。
発信者情報開示請求の基本
発信者情報開示請求とは、先ほど解説したように、投稿者の情報を持っている相手(Amazonなどのコンテンツプロバイダや、NTTなどのアクセスプロバイダ)に対して投稿者の情報を開示するよう求めるものです。
とはいえ、直接(裁判外で)情報の開示を求めても、開示に応じる可能性は低いでしょう。安易に情報開示に応じてしまうと、プロバイダ側が投稿者から法的責任を追及されるおそれがあるためです。そのため、発信者情報開示請求は、裁判所を介して行うことが一般的です。
Amazonが投稿者の情報(住所や氏名など)を保有している場合には、Amazonへの請求だけで投稿者が特定できる可能性があります。一方で、Amazonへの請求だけでは投稿者が特定できない場合には、まずAmazonから開示されたIPアドレスやタイムスタンプなどの情報をもとに、相手が接続に使ったアクセスプロバイダを特定します。
そのうえで、アクセスプロバイダに契約者住所や氏名などの情報開示を求め、これにより投稿者を特定することになります。
なお、コンテンツプロバイダへの請求とアクセスプロバイダへの請求を1つの手続きで行える「発信者情報開示命令手続」も存在します。いずれの手続きを使うべきかは状況によって異なります。そのため、弁護士のサポートを受けたうえで、適切な手続きを選択するとよいでしょう。
発信者情報開示請求が認められる条件
発信者情報開示請求は、必ずしも認められるものではありません。発信者情報開示請求が認められるには、主に次の2つの要件を満たす必要があります。
- 権利が侵害されたことが、明らかであること
- 正当な理由があること
たとえば、低評価ではあるものの権利侵害とまでは言えない内容である場合や単に不愉快であるだけでは、発信者情報開示請求は難しいでしょう。これらは、「1」の要件を満たさないためです。
同様に、不当な目的での発信者情報開示請求は認められません。たとえば、「相手を特定して嫌がらせをする」ことや「相手の個人情報をSNS上で晒し、脅してレビューを消させる」ことなどを目的とした発信者情報開示請求はできないということです。
発信者情報開示請求の目的としては、主に相手への損害賠償請求や刑事告訴が挙げられます。これらの内容は、次で解説します。

権利侵害にあたるAmazonレビューを誰が書いたか判明した後の主な対応
発信者情報開示請求などによりAmazonレビューを誰が書いたかわかったら、次の対応として「損害賠償請求」や「刑事告訴」を検討します。ここでは、それぞれの概要を解説します。
- 損害賠償請求
- 刑事告訴
なお、いずれも自分で行うのは容易ではないため、弁護士のサポートを受けて行うとよいでしょう。ご希望の際は、たきざわ法律事務所までご相談ください。
損害賠償請求
損害賠償請求とは、相手の不法行為(Amazonレビューの投稿)により被った損害を、金銭の支払いによって償うよう求めるものです。
損害賠償請求をする場合、まずは代理人である弁護士が相手方に直接連絡をとり、請求することが多いでしょう。この段階で相手が請求に応じない場合には、裁判上での請求に移行します。
Amazonレビューの投稿による損害賠償の適正額は、事案の内容に応じて異なります。そのため、まずは弁護士に相談したうえで、そのケースにおける適正額を把握することをおすすめします。
刑事告訴
刑事告訴とは、警察や検察に対して犯罪事実を申告し、犯人の処罰を求める意思表示をすることです。
告訴が受理されると警察や検察により事件の捜査がなされ、必要に応じて相手が逮捕されます。その後は起訴・不起訴が決まり、起訴されると刑事裁判が開始されます。刑事裁判では、有罪・無罪や具体的な量刑、執行猶予の有無などが決まります。
とはいえ、Amazonレビューの投稿で起訴され、有罪判決にまで至る可能性は高くないでしょう。そのため、刑事告訴までするか否かは、事案の悪質性などを踏まえて慎重に検討することをおすすめします。

Amazonレビューの投稿者の特定は、たきざわ法律事務所にお任せください
Amazonレビューの投稿者の特定は、たきざわ法律事務所にお任せください。ここでは、当事務所の主な特徴を3つ紹介します。
- インターネット上での誹謗中傷トラブルに強い
- フットワークが軽い
- 状況に応じた最適な解決策を提案する
インターネット上での誹謗中傷トラブルに強い
たきざわ法律事務所は、インターネット上での誹謗中傷トラブルに力を入れています。Amazonレビューの投稿による嫌がらせについても豊富な解決実績を有しているため、お困りの際はお気軽にご相談ください。
フットワークが軽い
たきざわ法律事務所は、フットワークの軽さを自負しています。「できるだけすぐに相談したい」などのご要望にも可能な限りお応えするため、まずはお気軽にご連絡ください。
なお、当事務所は顧問契約にも対応しています。顧問契約をいただいたクライアント様にはより優先的な対応が可能です。そのため、Amazonでの商品販売に関して日頃から相談できる弁護士をお探しの際には、顧問契約のご検討をおすすめします。
状況に応じた最適な解決策を提案する
たきざわ法律事務所は、型に当てはめて解決を図るのではなく、ご相談者様のご希望や状況に応じた最適な解決策を提案しています。多くのご相談者様から「相談してよかった」とのお声をいただいているため、1人で悩まず、まずはお気軽にご相談ください。

Amazonレビューの投稿者の特定に関するよくある質問
最後に、Amazonレビューの投稿者の特定に関するよくある質問とその回答を2つ紹介します。
Amazonレビューは匿名で投稿できる?
Amazonレビューは、匿名で投稿できます。
ただし、その場合であっても投稿者名が空欄となるのではなく、ユーザーが設定したハンドルネームが表示されます。
Amazonレビューは削除できる?
自分が投稿したAmazonレビューは、自由に削除できます。自分が投稿したレビューを削除したい場合には、まず自分の「公開プロフィール」にアクセスし、そこから削除したいレビューを選択して操作します。
一方で、他者が投稿したレビューは原則として削除できません。他者に投稿されたAmazonレビューを削除したい場合には、たきざわ法律事務所までご相談ください。

まとめ
Amazonレビューを誰が書いたかわかるか否かや、Amazonレビューを誰が書いたか例外的に特定できるケース、Amazonレビューの投稿者を特定するための「発信者情報開示請求」の概要などを解説しました。
Amazonレビューをハンドルネームで投稿した場合、原則として、第三者は誰が投稿したのかわかりません。一方で、出品者レビューであれば、出品者は誰が投稿したのかわかります。ただし、出品者であっても、商品レビューの投稿者はわかりません。
Amazonレビューで誹謗中傷などをされ、投稿者を特定したい場合には、発信者情報開示請求などの方法が検討できます。とはいえ、発信者情報開示請求を自分で行うのは容易ではありません。
そのため、Amazonレビューへの対応に困ったらまずは弁護士に相談し、具体的な状況に応じた対応を検討することから始めるとよいでしょう。
たきざわ法律事務所はインターネット上での誹謗中傷トラブルの解決に力を入れており、Amazonレビューの投稿に関するトラブルについても豊富なサポート実績を有しています。Amazonレビューで誹謗中傷をされ、対応でお困りの場合には、たきざわ法律事務所までお早めにご相談ください。


