たきざわ法律事務所

株式会社クロスブレイス 代表取締役 小林渉様

御社の企業概要を教えてください

小林
代表取締役

事業として、引退後の相談等を受けるスポーツ選手のマネジメント(選手の引退後に関するセカンドキャリアやプロとして活躍するうえでの相談業務)のほか、スポーツイベント(特にランニングイベント)の企画・運営もしています。全国では、ランニングを競技としたイベントが全国で3,000ほど開催されており、それぞれのイベントでどのように集客できるか、面白い企画とコラボして取り組めるかといった企画もしています。また、最近ではPR事業が伸びていて事業化しています。CMでもお馴染みの伊藤園「天然ミネラル麦茶」さんとのコラボも行っており、「お茶」のスポーツ領域への普及活動も行っています。
「天然ミネラル麦茶」はノンカフェインということもあり、スポーツ事業にも効果があることを期待しており、そのような背景も踏まえて取り組んでいます。もとは私は箱根駅伝への出場をはじめ、実業団でも選手として活動してました。引退して起業いたしました。マラソンランナーをはじめ、スポーツをずっと行ってきた人たちの多くは、引退後に指導者になる場合や企業など実業団に残ってサラリーマンになる場合が多く、割合で言えば9割以上を占めています。私は自分自身が選手だったからこそ、いまスポーツに取り組んでいる選手の気持ちも分かりますし、陸上界への恩返しも含めてやれること、やるべきことは多いと思っています。創業して今年が12期目に入りますが、従業員は10名と今の事業に取り組んでいます。各都市圏でのマラソン大会や駅伝をはじめ、自分自身が取り組んできたランニングというものが人気になっていますが、ランニングに特化した会社であることで多くのニーズを掴み対応できているのではないかと思います。

普段、弁護士にどのような相談や依頼をしているのか教えてください

小林
代表取締役

当社は現役のアスリートを含めマネジメント契約を結んでいる選手が複数いますので、クライアントとの契約を結ぶことが多くあります。そのなかで、様々な案件があり、スポンサーによって契約内容も違えば、外国との契約もあります。著作権の問題も取り扱うこともあるなど、事業を開始した当初より契約書のチェックや契約に関する相談があり、弁護士に相談する必要がありました。そのため、設立後に弁護士の先生との顧問契約を結び、今でも相談に乗っていただいています。しかし、ある問題に直面し切羽詰まった状況となったことがあったのですが、その際、既存の顧問弁護士の先生とは別の観点からアドバイスをしてくださる先生に相談したいと思ったことがありました。そこで、別の機会で知り合った弁護士に相談した際に、瀧澤先生が信頼できるということで紹介をいただいたことが瀧澤先生との顧問契約のきっかけとなりました。瀧澤先生とは顧問契約を結んでまだ半年程度ですが、既に10年近く顧問契約をさせていただいている弁護士の先生もいますので、内容によって相談内容を分けて対応をいただいています。

弁護士との顧問契約を検討したきっかけ、理由を教えてください

小林
代表取締役

先ほどお話ししたように、別の弁護士の先生に紹介をしてもらったことが顧問契約のキッカケになったのですが、相談のし易さが違うと思います。一般的に弁護士の先生にはある種の敷居を感じており、気軽な相談ができないように思っていたのですが、瀧澤先生がとても親身になってくれることに気付き、コミュニケーションを円滑に進めるうえでは、その重要性を強く感じました。実際、後輩のスポーツ選手や経営者が弁護士を必要としているときも、瀧澤先生を紹介したこともあります。弁護士の先生に相談する際に、こちらに落ち度がある場合も理解もできるのですが、淡々と相談や対応をされると、どうしても敷居を感じてしまいます。電話した時の対応や口調、回答などひとつひとつとってもコミュニケーションを取るなかでは、重要な要素だと感じています。自分自身が相談し易い人でないと紹介はできないと思いますが、後輩に紹介できるというのはそれだけ私も瀧澤先生のことを信頼している証拠だとも言えます。相談方法としては電話やメールなどのほか、ラインでの相談も受けてくださっており、それは他の弁護士の先生ではあまり対応いただけないのではないかと思っています。以前は毎日のように相談はしていましたが、現在は相談していたことも落ち着いてきており、最近の相談内容は契約トラブルのほか、従業員に関する相談など幅広く、電話での相談を中心に必要に応じてご連絡させていただいています。

瀧澤
弁護士

ありがとうございます。私は顧問先の経営者様と一緒に悩みや胃の痛いことも共感したいと思っていますが、そのようなお言葉を頂戴でき、自身の信念が間違ってなかったと再認識できました。

瀧澤弁護士と顧問契約を結んで良かったと思うエピソードを教えてください

小林
代表取締役

相談させていただくにあたっては、何が問題かも分からないときもあるが、問題を見つけて回答をしてくださることは非常にありがたく思っています。契約書ひとつにとっても、個人的に何の問題もないだろうと思っている事項でも、その中に潜んでいた重大な問題を見つけて指摘し、複数の回避策を提案してくださるため、安心して相談することができています。また、先ほどお伝えした通り、人に紹介できるかどうかは大事な側面であり、一番に思い浮かぶのは瀧澤先生です。曖昧に回答することもできるが、瀧澤先生は正確に具体的に回答をしてくださいます。弁護士の先生によっては、「かもしれない」や「可能性がありますよ」といった明言してもらえないこともあり、弁護士の回答として理解はできるものの断言してもらえないことで心配になることもありました。また、私だけでなく、従業員のプライベートに関する相談、仕事上で担当していることの相談も従業員から瀧澤先生に相談させていただいています。瀧澤先生は従業員に対しても一生懸命相談に乗って下さるので、従業員にも勧めやすいです。相談がある場合はいったん私を通して瀧澤先生に相談してもらっていますが、今後はより従業員の福利厚生を高めるうえでも迅速に進めた方が良く、瀧澤先生さえ良ければ直接連絡してもらうことでも良いかと思っています。

瀧澤
弁護士

私は昔から箱根駅伝が好きで、司法試験の受験前にロースクールの同級生と箱根駅伝と同じコースを真似て走ったことがあります。小林社長が箱根駅伝や大学生のオリンピックであるユニバーシアードにも日本代表として出場しておられ、親近感を持ったことを覚えています。

御社にとって瀧澤弁護士はどのような存在か教えてください

小林
代表取締役

瀧澤先生には気楽に相談ができます。さまざまなことを相談させていただくなかで、人間関係が築けていることを感じますし、私自身は会社の仲間あるいは一員として見ていますし、そのような関係性を大事にして接しています。先生にもそのように接してもらえるとありがたいです。ひざを突き合わせて仲間のように相談に乗っていただける、一歩を踏み込んで関わっていただけるのがありがたいですね。

瀧澤
弁護士

弁護士としての客観的立場というのも大事ですが、関係者の立場に沿って最善な解決方法を探ることが一番大事な方法だと思っています。だからこそ、自分の胃も痛くなるし、不安になることもありますが、そこが関係性を築くうえでは大事だと思っています。また、企業においては、顧問弁護士がいるということが重要であり、用心棒だと同じだと思います。法務は非生産的であり、経営者がそこに時間を費やすと生産性が下がってしまうため、本業に集中して欲しいという考えがあり、顧問契約を通じて企業経営のサポートに貢献できればと思っています。また、若い経営者が起業したときに、若手経営者を騙して利用しようとするような輩が群がってくるときがあります。若手経営者が安心して自身のやりたいことをやるためにも、顧問弁護士の存在は重要ではないかと思っています。

顧問契約を検討している経営者にメッセージをお願いします

小林
代表取締役

企業経営をする上では絶対に顧問弁護士はいた方が良いと思っています。一般的に経営者の多くは弁護士に対する敷居を感じ過ぎだと思います。企業経営においては様々なトラブルがつきものですが、トラブルが顕在化する前に相談できる人がいることは重要ですし、裁判するかどうかに関わらず、そこのコストは削ってはいけない部分があると思いますし、社長が経営に集中できるようにするためにも、相談ができる体制を整えておくことは大事だと思います。また、弁護士の先生は他社の事例も多く知っていらっしゃいますので、予防的な観点もトラブルが顕在化した際の対応など臨床的な観点でも教えてくださるので、時間を節約し経営に集中できるうえでも大事だと感じています。何も相談がないときは半年でも相談しないこともあるかもしれませんが、一から人間関係を作っておき、会社の実態を知っておいてもらうことで、実際のトラブルに対しても迅速且つスムーズに対応が進むことがあると思っています。