「友人を作る」などの目的を掲げ、いわゆる「既婚者合コン」が各所で開催されています。この記事に辿り着いた人の中には、興味があるものの参加をためらっている人も多いのではないでしょうか？

 

既婚者合コンに女性が参加する場合、どのような目的であることが多いのでしょうか？また、既婚者合コンに行く際は、どのような点に注意する必要があるのでしょうか？

 

今回は、既婚者合コンに女性が参加する主な目的や既婚者女性が合コンに行く際の注意点などについて、男女問題や夫婦問題にくわしい弁護士が解説します。

 

既婚者合コンとは

 

一般的に、「既婚者合コン」とは参加者の多くが既婚者である合コンを指します。はじめから「既婚者合コン」と銘打たれていることもあれば、通常の飲み会やコンパの募集要項などに「既婚者歓迎」などと書かれていることもあります。

 

既婚者合コンで出会った相手と不倫に発展するケースは、実際には少なくないでしょう。しかし、大々的に「不倫相手を探したい方」などと記載すれば、主催者が法的責任や道義的責任を問われかねません。そのため、多くの既婚者合コンは募集ページでそのような記載はせず、「友人を見つけたい方」などと記載することが多いようです。

 

既婚者合コンに参加する女性の主な目的

 

既婚者合コンに女性が参加する場合、その目的はさまざまです。ここでは、既婚者合コンに女性が参加する場合の主な目的を紹介します。

 

家族以外の居場所を探したい

 

1つ目は、家族以外の居場所を探すことです。

 

既婚者合コンの多くが募集ページの多くで「友人との出会い」を目的に挙げていることから、同性・異性を問わず趣味の合う友人を探す目的で参加する場合は多いでしょう。ライフステージが変わりこれまでの友人と話が合わなくなってくる中、他の参加者も同じ既婚者であるため、共通の話題は見つけやすいといえます。

 

また、いわゆる「セカンドパートナー」、すなわち不倫相手を見つける目的で参加する場合もあるようです。当初は実際に友人を探す目的での参加であったとしても、その友人とその後不倫関係となる場合もあるでしょう。

 

独身気分を味わいたい

 

2つ目は、独身気分を味わうことです。

 

結婚をして家庭を持つと、独身時代のようにはで歩けないことが多いでしょう。また、「〇〇さんの奥さん」や「〇〇ちゃんのお母さん」などの役割として過ごす時間も多くなります。

 

そこで、たまには独身気分を味わいたいとの思いから、既婚者合コンに参加することもあるようです。

 

異性にときめきたい

 

3つ目は、異性にときめくことです。

 

既婚者になると一般的には自由な恋愛は憚れるため、異性にときめく機会も減ることでしょう。そこで、不倫までは求めないもののたまには異性にときめきたいとの目的で、既婚者合コンに参加することもあります。

 

マンネリ化した日常から脱却したい

 

4つ目は、マンネリ化した日常化から脱却することです。

 

結婚をして家庭を持つと、日々の生活の変化が乏しくなり、マンネリを感じることもあるでしょう。そこで、新たな出会いによってマンネリ化した日常から脱却したいとの目的で、既婚者合コンに参加することもあるようです。

 

気晴らしをしたい

 

5つ目は、気晴らしをすることです。

 

結婚生活や日常生活へのストレスが溜まっていても、既婚者となればその解消方法も限定されがちです。また、以前はともに遊んでいた友人も家庭を持っていれば、以前のように気晴らしに付き合ってもらうことも困難でしょう。

 

そこで、気晴らしを目的として既婚者合コンに参加する場合もあるようです。不倫などに発展せず、既婚者合コンへの参加で気晴らしができれば、結果的に家庭円満になる可能性もあるでしょう。

 

不倫した夫に仕返しをしたい

 

6つ目は、不倫をした夫に仕返しをすることです。

 

夫が不倫をしたものの離婚までは考えていない場合、鬱憤が溜まることでしょう。そこで、自分も既婚者合コンに行くなど夫への秘密を作り、感情の調整をつけようとする場合もあるようです。

 

 

 

女性が既婚者合コンに参加する主なリスク

 

女性が既婚者合コンに行く目的や事情はさまざまである一方で、既婚者合コンへの参加には多くのリスクが存在します。ここでは、女性が既婚者合コンに参加する主なリスクについて解説します。

 

既婚者合コンに参加する際は、このようなリスクがあることを知っておくべきでしょう。また、すでにトラブルに発展してお困りの際には、弁護士へお早めにご相談ください。

 

知り合いに会う可能性がある

 

一般的に、既婚者合コンに参加していることは周囲に知られたくないと考える人が多いでしょう。

 

既婚者合コンに行った場合、知り合いに会う可能性は否定できません。知り合いが偶然同じ既婚者合コンに参加する可能性があるほか、偶然同じ店に知り合いが居合わせる可能性もあります。

 

自分が知らないうちに、居合わせた知人に目撃される場合もあるでしょう。その結果、既婚者合コンに参加したことが周囲に知られる事態となる可能性があります。

 

そうなれば、気まずい思いをする可能性があることに加え、いずれ家族に知られるのではないかと気が気ではない状態が続くおそれが生じます。また、職種や職業などによっては、仕事に影響が及ぶおそれもあるでしょう。

 

不貞行為に至れば離婚原因となる

 

既婚者合コンに参加した場合、参加者と不貞行為（性的関係を伴う不倫）に発展するおそれが生じます。自身が不倫までは望んでいない場合であっても、同席した男性は不倫相手を探す目的で既婚者合コンに参加している可能性があります。

 

さらに、既婚者合コンではお酒を飲むことも少なくありません。このような状況も相まって、不貞行為に至る可能性は低くないでしょう。

 

当初はその日だけの関係だと考えていたとしても、相手と離れ難くなり、不貞行為を繰り返すこととなる可能性もあります。また、自身としては一度きりの関係にしたいと考えていても、相手から「夫にバラす」などと脅されて関係を続けざるを得ない事態となるリスクもゼロではありません。

 

不貞行為に発展した場合、これが発覚すれば夫からの慰謝料請求や離婚の原因となります。同様に、不倫相手も既婚者であれば、不倫相手の妻から慰謝料請求をされる可能性も生じます。

 

罪悪感が生じる可能性がある

 

既婚者合コンに参加した場合、真面目な人物であれば、その後罪悪感が生じるおそれがあります。罪悪感が生じたことから家族にぎくしゃくとした態度を取ってしまい、結果的に既婚者合コンに参加したことがバレてしまう可能性もあります。

 

たとえ不貞行為には及んでいなくとも、妻が既婚者合コンに参加することを快く思う人は少ないでしょう。結果的に夫婦関係に亀裂が生じ、回復が困難となるおそれもあります。

 

 

 

女性が既婚者合コンに参加する際の注意点

 

先ほど解説したとおり、女性が既婚者合コンに参加するリスクは小さくありません。では、リスクを最小限に抑えるため、既婚者合コンに女性が参加する際はどのような点に注意する必要があるのでしょうか？ここでは、主な注意点を3つ解説します。

 

身バレ対策を徹底する

 

注意点の1つ目は、「身バレ対策」を徹底することです。

 

既婚者合コンに参加する際は、住所や勤務先、本名などを隠して参加したほうがよいでしょう。なぜなら、「既婚者合コンへの参加を知られる」こと自体が、女性にとってはリスクとなり得るためです。

 

身バレ対策を徹底することで、周囲の人に既婚者合コンへの参加を知られにくくなります。また、脅されて不倫関係などを強いられる事態への抑止力ともなるでしょう。

 

なお、SNSのアカウントを教えた場合、そこに掲載されている情報やSNSでつながっている「共通の知り合い」などから身元がバレる可能性も否定できません。そのため、SNSアカウントの開示も慎重に行うべきでしょう。

 

場の雰囲気に流されない

 

注意点の2つ目は、場の雰囲気に流されないことです。

 

当初は「友人を作る」目的で既婚者合コンに参加していたとしても、場の雰囲気に流されて不倫に至ってしまうおそれがあります。久し振りの「独身気分」で高揚していることに加え、既婚者合コンではお酒が入ることも多いためです。酔いが覚めてから後悔しても、すでに起きた事態を変えることはできません。

 

そのような事態を避けるため、既婚者合コンに参加する際は自身の参加目的を踏まえ、場の雰囲気に流されないよう強い意思を持つべきでしょう。また、お酒を飲み過ぎないよう注意することも必要です。

 

信頼できる合コンを見つける

 

注意点の3つ目は、信頼できそうな合コンを選んで参加することです。

 

既婚者合コンは多様な個人や団体が主催しており、主催者が担う役割もさまざまです。トラブルの多い参加者に目を配って注意をしたり「出禁」にしたりする主催者もいる一方で、事実上トラブルを放置している場合もあるでしょう。

 

開催回数が多く信頼できる主催者による合コンを選ぶことで、トラブルに遭う可能性を抑えることが可能となります。

 

 

 

既婚者合コンへ参加したいとお悩みの際はたきざわ法律事務所へご相談ください

 

「夫の不倫が発覚した」など夫婦関係がうまくいっていないなどの理由から既婚者合コンに参加したいとお悩みの際は、合コンに参加する前にたきざわ法律事務所へご相談ください。最後に、たきざわ法律事務所の主な特長を3つ紹介します。

 

男女問題の解決を得意としている

 

たきざわ法律事務所では、男女問題や夫婦問題の解決を得意としています。

 

たとえば、「夫の不倫へ仕返しをするために自身も既婚者合コンに参加しよう」と考えているのであれば、既婚者合コンに参加せずとも、法的な手段で解決をはかれる可能性があります。夫と離婚はせず慰謝料請求をしたうえで、別居をして当面の間は婚姻費用を受け取るなども有力な選択肢となるでしょう。

 

このような状況で自分も既婚者合コンに参加するなどの「仕返し」をすれば、とれる選択肢が限られる可能性があるほか、反対に夫側から離婚や慰謝料請求をされる可能性さえ生じます。

 

たきざわ法律事務所では画一的な解決をはかるのではなく、相談者様の想いや状況によって最適な解決策を提案します。「こんなこと、弁護士に相談してよいのかな？」などと悩まず、まずはお気軽にご相談ください。

 

難しい言葉を使わない

 

はじめて弁護士へ相談する方のなかには、「難しいことを言われて理解できなかったらどうしよう」「事前に勉強しないといけないかな？」などと不安に感じる方もいます。

 

たきざわ法律事務所ではできるだけ難しい言葉を使わずにアドバイスをするため、そのような心配は不要です。また、ご相談のための事前の知識収集なども必要ありません。

 

フットワークの軽さを自負している

 

夫婦問題や男女問題に関する相談は、「夜しか相談できない」など相談できる時間が限られている場合や、できるだけすぐに相談したい場合などもあるでしょう。そのようなご要望がある際は、ぜひお伝えください。

 

たきざわ法律事務所ではフットワークの軽さを自負しているほか、臨機応変な対応を得意としており、可能な限りご要望にお応えできるよう対応いたします。

 

 

 

まとめ

 

既婚者合コンに参加する女性の主な目的や、既婚者合コンのリスク、女性が既婚者合コンに参加する際の注意点などを解説しました。

 

既婚者合コンとは、参加者を既婚者に限定したり既婚者の参加を歓迎したりしている合コンです。多くは「友人を見つけるため」と銘打っているものの、実際には不倫へと発展するケースも少なくありません。

 

既婚者合コンに参加する女性の目的はさまざまであるものの、参加する際はリスクを把握して十分に注意を払うべきでしょう。また、夫婦関係に問題があり既婚者合コンへの参加を検討しているのであれば、既婚者合コンへ参加する前に弁護士に相談することをおすすめします。

 

たきざわ法律事務所では男女問題や夫婦問題の解決に力を入れており、多くの解決実績があります。夫の不倫など夫婦間トラブルが原因で既婚者合コンへの参加を検討している際には、既婚者合コンに参加する前に、たきざわ法律事務所へご相談ください。

 

相談者様の思いや状況に応じて、最適な解決策をご提案いたします。

 

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